核兵器なくそう ①  ヒバクシャ国際署名をすすめる静岡県連絡会 設立アピール

 2018年4月28日(土)午後、静岡市葵区の教育会館4F・大会議室で「ヒバクシャ国際署名をすすめる静岡県連絡会」発足総会と記念講演会がおこなわれ、91人が参加しました。 
 参加者は、「ヒバクシャ国際署名をすすめる静岡県連絡会 設立アピール」を採択しました。


ヒバクシャ国際署名をすすめる静岡県連絡会 設立アピール

 1945年8月6日と9日、米軍が投下した2発の原子爆弾は一瞬に広島、長崎を破滅させ、数十万の人々を無差別に殺傷しました。そして生き延びた人も次から次と倒れ、70年以上すぎた今でも後遺症に苛まれています。

 子や孫の健康に不安を抱きながら生き抜いてきた被爆者が「後世の人びとが生き地獄を体験しないように、生きている間に、何としても核兵器のない世界を実現したい」と、2016年4月、平均年齢80歳を越えたヒロシマ・ナガサキの被爆者が国際署名をはじめました。国連総会に2020年まで、毎年届けたいと呼びかけました。

 このような被爆者の呼びかけが力となって、長年の懸案だった核兵器禁止の枠組みについて国際会議が成功し、核兵器禁止条約が成立しました。この核兵器禁止条約に大きく貢献したとして、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が2017年度のノーベル平和賞を受賞しました。

 唯一の戦争被爆国である日本の政府が、この国連会議で核兵器禁止条約に反対したことは、同じ国の民として大きな失望を禁じえません。国連会議に参加した被爆者が述べたように、「心が裂ける思い」です。日本政府の態度を変えるためにも、国民への働きかけが重要です。

 そして、すべての国に対して、核兵器禁止条約に加わりすみやかに核兵器を廃絶することを求めます。

 本日、私たちは、平和を愛し核兵器の廃絶を願う団体・個人のみなさんと共同して、署名推進をはかる「静岡県連絡会」を、ここに設立しました。

 「静岡県連絡会」は、自由に団体・個人が集まって、静岡県に生活する人々の「核兵器をなくそう」「誰も、二度と被爆者にさせてはならない」という声を署名に託していただいて、国連に届けるために力を合わせます。それが核兵器廃絶につながります。

 核兵器のない世界をともに実現しましょう。


2018年4月28日
ヒバクシャ国際署名をすすめる静岡県連絡会

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